家相学上の駐車スペースと神棚・仏壇

 皆様こんにちは、佐藤秀海です。
 今回も拙著「よくわかる家相と間取り」(エクスナレッジ)の中から皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。

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駐車スペース
不浄物の車を収める車庫は十分に注意して

 家相学上、車は排気ガスを出す不浄物として扱われます。 そのため、駐車場の位置にも気を配ってほしいと思います。最も避けたいのが、建物の一部を車庫として利用するビルトインタイプ。これは方位にかかわらず凶相になります。
 特に、車庫の2階部分に子供部屋を設けてしまうと大凶相になるので、絶対に避けてください。また、車は不浄物なので、鬼門方位に車庫を作ることも、当然、凶相になります。

 最も無難な車庫とされているのは、敷地の傾斜を利用して、地下部分に車庫を埋め込んだタイプ。建物と車庫の間に土があることが望ましいのですが、車庫の上に建物の基礎を直接連結させてもかまいません。注意したいのは車庫の大きさです。建物の一階の面積に対して、三分の一程度の大きさに収めることが良いでしょう。
 また、門扉の外に車庫を配置することができれば、車庫と建物をそれぞれ別の敷地に建っていると考えることができ、 マイナスの気を軽減することができます。車庫と建物との距離は、最低でも2m以上離すのが目安です。

神棚・仏壇
神棚と仏壇はお参りしやすい場所に配置

 基本的に、神棚や仏壇は家族が手を合わせてお参りをするためのものです。その配置を決めるときには、家族のお参りのしやすさを重視してください。リビングやダイニングといった人の集まる場所に配置するのがお勧めです。
 しかし、いくら人が集まるからと言って、トイレやキッチンのガスレンジなど不浄物の背中合わせや隣り合わせになる場所、上部を人が歩いて踏みつけにしてしまう場所は、失礼にあたるので必ず、避けてください。 人が歩けないよう、家具や観葉植物などを置くこと、 もちろん、上部が物入れであれば問題ありません。

 神棚は、仏壇よりも必ず、高い場所にお祀りします。また、神棚と仏壇を向かい合わせにしてもいけません。家の事情から、二つ以上の仏壇がある場合には、別々の部屋に安置することが適切ですので、 一部屋に複数の仏壇がないように注意してください。
 また、仏壇の安置の仕方について注意したいことは仏教の宗派による考え方の違いです。 それぞれの菩提寺に問い合わせて、相談するのが無難です。
 特に、仏壇の向きについては、意見が分かれることになりますので、専門家によく確認してください。
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