【家相学上のトイレとは】昔と違う現代家相のトイレの扱い

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基本的にトイレは不浄物

トイレは家相学上の不浄物として、昔から扱い方には注意が必要でした。特に、汲み取り式トイレが主流の時代には、配置できる方位もごくわずかに限定され、家相によって起きる災いの主な原因と言われていました。
現在のトイレは、浄化槽や公共下水の普及によって、その脅威は少なくなっています。そのため、配置できる無難な方位も昔に比べて増えています。家相は、時代と共に進化する学問なので、トイレの扱い方も変わって行くのは、当たり前のことかも知れません。

ただし、危険度か下がったとしても、まったく危険がないわけではありません。水は滞ることによって腐敗する性質があること、また、気を汚すことから今でも不浄物として扱います。建物の中心から観て北東の45度の表鬼門と南西45度の裏鬼門方位、その家に住む家族の十二支方位、北の子方位、北西の乾方位と東南の巽方位は危険です。

家相学上のトイレとは

家相学上のトイレとは、便器の位置ではありません。トイレ全体の個室で判断します。そのため、危険な方位から完全に外すことができれば最良ですが、トイレ全体の三分の一程度であれば、危険な方位にかかっていて無難と判断できます。

窓のないトイレは、どの方位にあっても凶相として扱います。家の中央部にあるトイレ同様です。住宅であれば、必ず、窓を設けること。二階であっても、建物の外周部に接して窓の取れる位置にトイレを配置するようにしてください。

鬼門のトイレはタブー

危険なトイレの汚水管経路

もう一つ、トイレに関連して大切な注意点があります。それは、トイレの汚水管の配管経路についてです。汚水管は、最短で建物の外に出します。間違っても、家の下を縦断させてはいけません。建築工法によっては、トイレや浴室などの排水管を建物の床下で一か所に集めて処理するものもありますが、これは、家相学上、最悪です。それからトイレの汚水管が、玄関と門扉の間を横切るのも避けてください。家への出入りの際に汚水管の上を歩くのはとても危険です。特に、霊感体質の人には顕著に影響が出てしまうので、要注意です。

汚水管が玄関前を横切るのはタブー

トイレの危険度か下がったとはいえ、鬼門や家族の十二支方位などを避けるのには変わりはありません。また、窓を取り汚水管の配管経路にも注意することで無難にできます。

さらに、トイレの便器のフタは必ず閉めることや、換気扇を常時稼働させることで滞った気を浄化してください。トイレのフタをしめて水を流すだけでも、感染症対策にも効果があるそうです。方位と使い勝手の両面を工夫して、無難なトイレを目指してください。

㈳家相建築設計推進協会 家相建築専門工務店 ㈱千鶴建設

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