家相専門工務店との協働

㈱千鶴建設「鶴野代表」×佐藤秀海 家相監理の仕事を語る

2021年5月、当社代表の佐藤秀海と若き頃より縁があり、家相を広めるという志を同じくする千鶴建設社長「鶴野泰夫」氏と、「家相監理」について対談を行いました。

家相専門工務店 「株式会社千鶴建設」
代表取締役 鶴野泰夫氏

  • 1971年 東京都八王子市生まれ、二級建築士
  • 家相家「鶴野晴山(つるのせいざん)」先生の長男
  • ㈳家相建築設計推進協会理事

昭和時代に家相を広めた第一人者である「鶴野晴山先生」の長男として誕生し、幼少期より父親の元に頼って来る相談者たちを見て家相の影響の怖さを実感する。
自身は建築の道に進み、大手ハウスメーカーをはじめ、いくつかの工務店で現場経験を積む。会社員時代も、様々な制約のなかでも顧客には家相の大切さを訴え、多くの施主が家相を取り入れた。そして幸せに暮らす施主たちから、今でも感謝の声が絶えない。
そして、2017年「家相建築専門の工務店」として千鶴建設を設立。父、晴山の後継者である佐藤秀海とも協働して数多くの物件に携わっている。

■鶴野晴山(つるのせいざん)先生 昭和9年生れ 享年72歳
鶴野先生は若い頃から決して恵まれた環境になく、様々な仕事について苦労も多かったが、八王子で造園の仕事に携わっていたころに、全国でも名の通った大手家具店の社長に気に入られ、徐々に事業を拡大し建築の仕事を始める。
そこで初めて家相を知り、その世界を極めたいと考え研究に邁進することとなる。そして、家相を学ぶうちに、より人の役に立つには方位だけではなく年回りなどの運命学も重要だと考え、当時運命学の権威であった長屋龍州先生に弟子入りをする。長屋先生は、厳しい修行で特殊な能力を身につけ、有名政治家なども頼ってくる程の存在で、その先生の付き人のような事をしながら、必死に運命学の極意を学ぶ。そしてこの運命学を家相に取り入れる事で、家相鑑定の精度が上がるのではないかと考える。それまでの家相が、住む人に関係なく、一律に間取りだけで判断をしていたのに対して、住む人の九星方位や干支方位も家相に影響を及ぼすのではないかと更に研究を進める。
丁度その頃、茨城県つくば市に鎮座する創建1500年の千勝神社との縁がつき、神社に伝わる秘伝の家相が運命学を取り入れている事に感銘を受け、千勝神社の崇敬者となり崇敬会役員を拝命するに至る。
以来多くの本を出版し反響や評判が広がり、テレビのワイドショーにレギュラーとして出演するまでに至る。その後千勝神社で出会った当社代表の佐藤秀海はその縁で鶴野先生の愛弟子として家相の極意を受け継ぐこととなる。
佐藤

千鶴建設さんとは長いお付き合いですが、正直いつも難しい案件ばかりで途中苦労も多いのですが、最後は良い家相の家を建ててもらい、お施主さんにも喜んでいただけて、本当に助かっています。
千鶴建設さんは、「家相建築専門工務店」とうたっていますが、これについてご説明頂けますか?

鶴野社長

自分の父親が家相家で、幼いころより、多くの相談者の方がいらっしゃって、真剣に悩みを相談している姿を観てきました。相談の内容は様々で、家を建ててから事業がうまくいかないとか、体を壊した、離婚したとか、子供がノイローゼで入院したなど、本当に深刻な相談でした。そうした人たちが、父親のアドバイスの末、家相を直すことで良くなってお礼に来るんです。そうした光景を傍で見ているうちに、本当に家相は怖いものなんだなと肌で感じてきました。私は、建築に興味があり、そうした家相の問題に建築のサイドから携わりたいと考え、工務店で勉強を重ねてきました。幸いにも、家相に理解のある工務店で仕事が出来ましたので、私の関わるお客様には家相の大切さを強く訴え、多くの案件で家相を採用して頂き、トータルでは100棟近いと思います。そして、今後は家相の大切さを前面に打ち出して、家相に理解のあるお客様のために仕事をする専門の工務店を作りたいと思い2017年に建築会社を設立致しました。原則、個人宅では家相を取り入れない受注は請けないという事を徹底しています。

佐藤

千鶴建設さんの徹底ぶりはずっとぶれていなくて感心するところですね。千鶴建設さんのように家相を大切にしている工務店さんは安心して、私もお仕事ができるのですが、残念ながら、口先だけ対応するような事を言っておいて、実際には現場で勝手にプランを変えてしまうような工務店さんが多いのも実情です。

鶴野社長

正直なところ、家相を信じている人は「面倒くさい」というのが工務店の立場です。
「なんでわざわざ配管を遠回しにしなければならないんだ?」とか、「道路の前を玄関にした方が工事がやりやすいのに」など、効率や利益を考えると家相なんてまっぴらと思うんですね。
また、家自体にこだわりのある方が多いのも事実です。当然、プランでもぶつかることも多いです。営業的なことだけ言えば、「できます、できます」と言って、仕事を取る工務店は多いですが、当社は、家相を第一に考えているので、できないものはできないとはっきり申し上げます。その、覚悟がお客様に「本気」として伝わるのではないかと思っています。
そして、そのようなこだわりのある方に最後に喜んでもらえることが家相専門工務店冥利に尽きるところでもあります。

佐藤

確かに、こだわりのある方は多いですね。そして、よくよく考えてみると、家相を気にされている方や、よりこだわりの強い方というのは、人生に対する生き方にも確固たるものがあって、よりよい人生を送ろうという想いが強いような気がしますね。例えば、健康面に気を遣われているとか、事業で責任ある立場の方だったりとか。こういうと変ですがある意味、防衛本能的というか・・・。それが「こだわり」だとか「家相を大切にする」という結果になっているのかもしれませんね。

鶴野社長

佐藤先生案件のお客様は、特にその傾向が強いような(笑)。だからこそやりがいがあります。

佐藤

今までに様々な案件に携わってきて、その数は小さい鑑定を含めれば3000件超えていると思いますが、確かに千鶴建設さんには難しい案件を引き受けて頂くことが多いと思いますね。お施主さんにも本当に喜ばれてありがたいです。

■最近の千鶴建設と協働案件

ケース①
当初、リフォームの依頼で当事務所に問い合わせ。土地を見てみると、いわくつきで因縁の深い土地。当時、別会社に勤めていた鶴野氏に不動産の売却の可能性を打診。残念ながら、買い手がつかないような難しい土地で、仲介会社が匙を投げていたが、鶴野氏が精力的に仲介に動いたところ、近くの大きく利益を上げている事業会社が税金対策も含め、購入するという話がまとまり、希望価格以上の金額で売却成功。鶴野氏が勤務する工務店で、吉相の家相を取り入れ新築。

ケース②
長年住んでいた土地を売却し、新たな土地を購入して新築する案件で、土地の売却から新築工事のみならず、仮住まいの引っ越し、不用品の処分、荷物の預かりなど、一貫して千鶴建設が引き受けて、お施主さんに感謝される

ケース③
土地を契約した段階で当事務所に依頼あり。契約した土地の隣地境界のブロック塀に関して権利関係の問題が発覚。千鶴建設に間に入ってもらい、大手仲介含めて問題解決に挑むも解決に至らず。重篤な問題を抱えての建築を諦め、土地契約を白紙解約。千鶴建設主導で一から土地探しして候補の土地を提示。しかし、以前にお施主さんが検討して流した土地であった。しかし、専門家の我々からすると良い物件で、実際にプランを入れてプレゼンすると、考え方があらたまり、一転して気に入り購入、新築に至る。

ケース④
お施主さんが、探していたエリアで条件の良い土地を見つける。東南の角地で二度と出ないであろう立地であったが、境界内に隣地の配水管が通っており、将来的な権利問題を考えると購入できない。そこで千鶴建設に売主との間に入ってもらい、隣地との交渉に臨む。隣地の持ち主は難しい問題を抱えていたが、千鶴建設さんの交渉により解決。無事土地を購入し、千鶴建設さんで新築。

佐藤

本当に千鶴建設さんでなければうまくいかなかったと思いますが、その理由をどのように考えますか?

鶴野社長

やはり、お施主さんの立場に立って、住んでからの幸せな暮らしを送って欲しいという想いで、本音で何でも話すという事だと思います。佐藤先生もそう思っていると思いますが、やはり一つのゴールに向かって一緒に考えてゆくと、不思議と良い知恵やアイデアが生まれたり、いい出会いがあったり・・・
お施主さん側についても、皆で話し合ってゆくうちに、当初の固定観念が変わって、トータル的に良い家相の家が出来上がるように思います。

佐藤

確かにそうですね。そして、そう思えるのも「ご縁」だと言えますね。私にご依頼を頂く方は、単なる鑑定の方から、設計監理まで様々な方がいらっしゃいますが、土地が決まらないとか家族の問題があるとか、色々な悩みのある方は、当事務所に「ご縁」が付いた方なんだと思いますね。そういう方々に、千鶴建設さんが携わるのもご縁ですね。ご縁を頂いた以上、我々は、この問題を解決してあげれば家相のいい家に住める、幸せになれると信じて全力で事に当たります。そういう、想いが様々な偶然や結果的に最良の選択になったりすると実感でできますね。

鶴野社長

佐藤先生の「家相監理」という仕事は、正にそういう事なんでしょうね。家相とは家を想う事(「家相=家想」)だと、佐藤先生はおっしゃいますが、単なる建築の設計だけでなく、土地探しから、年回り、方位鑑定、家族の役割や健康、そして住んだ後の幸せな暮らしまでをトータル的にプロデュースするのが、家相を大切にしている私たちに与えられた役割ですね。

佐藤

千鶴建設さんには、今後も㈳家相建築設計推進協会の理事として、家相の普及に尽力をお願いしたいと思いますし、是非千鶴建設さんのように、施主の幸せを願って家相を取り入れる工務店さんの開拓にもお力をお借りしたいと思います。

鶴野社長

そのつもりで頑張ります。佐藤先生の要望があれば、直接の仕事にならなくても、施工会社のフォローや技術指導にも伺いますので、声をかけてください。

佐藤

そう言ってもらえると大変心強く思います。これからも、我々が大切にする「家相」を必要とする人達のために、一緒に切磋琢磨出来たらと思います。今後ともよろしくお願い致します。