(旧)家相専門工務店との協働

家相専門工務店「㈱千鶴建設」代表取締役 鶴野泰夫氏

鶴野泰夫(つるの・やすお)

  • 1971年 東京都八王子市生まれ、二級建築士
  • 家相家「鶴野晴山」の長男

昭和時代に家相を広めた第一人者である「鶴野晴山先生」の長男として誕生し、幼少期より父親の元に頼って来る相談者たちを見て家相の影響の怖さを実感する。自身は建築の道に進み、大手ハウスメーカーをはじめ、いくつかの工務店で現場経験を積む。会社員時代も、様々な制約のなかでも顧客には家相の大切さを訴え、多くの施主が家相を取り入れた。そして幸せに暮らす施主たちから、今でも感謝の声が絶えない。そして、2017年「家相建築専門の工務店」として千鶴建設を設立。父、晴山の後継者である佐藤秀海とも協働して数多くの物件に携わっている。

■鶴野晴山(つるのせいざん)先生 昭和9年生れ 享年72歳

若い頃から決して恵まれた環境になく、様々な仕事について苦労も多かったが、八王子で造園の仕事に携わっていたころに、全国でも名の通った大手家具店の社長に気に入られ、徐々に事業を拡大し建築の仕事を始める。
そこで初めて家相を知り、その世界を極めたいと考え研究にまい進することとなる。そして、家相を学ぶうちに、より人の役に立つには方位だけではなく年回りなどの運命学も重要だと考え、当時運命学の権威であった長屋龍州先生に弟子入りをする。長屋先生は、厳しい修行で特殊な能力を身につけ、有名政治家なども頼ってくる程の存在で、その先生の付き人のような事をしながら、必死に運命学の極意を学ぶ。そしてこの運命学を家相に取り入れる事で、家相鑑定の精度が上がるのではないかと考える。それまでの家相が、住む人に関係なく、一律に間取りだけで判断をしていたのに対して、住む人の九星方位や干支方位も家相に影響を及ぼすのではないかと更に研究を進める。丁度その頃、茨城県つくば市に鎮座する創建1500年の千勝神社との縁がつき、神社に伝わる秘伝の家相が運命学を取り入れている事に感銘を受け、千勝神社の崇敬者となり崇敬会役員を拝命するに至る。以来多くの本を出版し反響や評判が広がり、テレビのワイドショーにレギュラーとして出演するまでに至る。その後千勝神社で出会った佐藤秀海はその縁で鶴野先生の愛弟子として家相の極意を受け継ぐこととなる。

 

千鶴建設「鶴野代表」×佐藤秀海 家相監理の仕事を語る

当社代表の佐藤秀海が携わる難しい案件の内、そのいくつかの案件で施工会社として共に成功へと導いた千鶴建設代表 鶴野泰夫氏に、「家相監理」の仕事の本質について対談して頂きました。

佐藤
今回、本間先生に出会ったことで、デザイン性に優れ、満足度の高い家が完成しました。実際に家相を採り入れた家づくりに携わっていただいて、いかがでしたか?

鶴野代表
施主のご主人はデザインにこだわり、奥様は家相を重視したいという中で、正直、家相とデザインが相入れないと思うことがありました。家相を採り入れることは、設計面で1つ条件が増え、設計上の難易度が上がるわけですが、僕自身はそれが個性になればいいなと思いました。設計したお宅はビルトインガレージを設けたいという意向でしたが、家相的には出来ないということで、車庫の建物を別棟にして、車を自宅から絵画のように眺めて楽しめるという手法を考えました。結果として面白い家が出来たと思っています。

佐藤
でも家相という制約がなかったら、もっとこうしたかった…と思う点があったことでしょうね。

鶴野代表
そうですね。施主さんからの希望もあり、当初外構を建物二層分くらいの高さにしようと思っていたのですが、家相上の制限もあり、壁の高さを調整しました。結果的にプライバシーを確保しながらも、建物前にある公園を感じ、広がりのある住まいが実現できました。

佐藤
家相では家の周りの塀や外構がとても大事なのです。外構の高さは1,200mmくらいが良いとされています。人がまたげないくらいの高さがベストで、高すぎる囲いは良くない。空気がうまく流れていて、それでいて適切な結界が必要なのですね。実際には高い塀が好きという人も多いのでしょうけど。

鶴野代表
そうですね。隣の家さえ見たくない。見えるものは空だけにして欲しいという施主さんもいらっしゃいますね。

佐藤
そういう点では、やっぱり家相が入るとやりにくくはないですか?

鶴野代表
でも実際に携わってみて、結構家相って柔軟なのだなと感じるようになりました。例えばトイレはこの範囲に3分の1だけでも入っていれば良いといったようにね。

佐藤
それでも自由度が失われた点もありましたか?

鶴野代表
僕の家づくりの基本はシンプルな家です。さらに施主には予算もありますから、コンパクトにまとめなくてはいけないことも多いのです。家相で欠けを作らないということにも通じている点もあり、逆に良い相乗効果になったと思っています。

佐藤
今回のプロジェクトでは、別棟を配置してステキなデザインの家になりました。僕が平面プランを作りましたが、それをどう形にするのかが実はとても重要なのです。本間先生がデザインしてくださったおかげで、いろいろな可能性を引き出し、シンプルでデザイン性に優れた家になりました。